ぐっすり眠りたいのに、熟睡できなくて悩んでいる方もいるかもしれません。
そんな時には、ツボ押しを試してみると良いでしょう。
ツボを刺激して自律神経を整うと、心身ともにリラックスした状態になるため、入眠を助けることができます。
本記事で不眠症に効くツボをいくつかご紹介します。
眠れなくて悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
不眠症に効くツボ1:労宮(ろうきゅう)
労宮は、手のひらにあるツボです。
指先を軽く曲げて、人差し指と中指の先端の位置を探ってみてください。
両方の指先のちょうど真ん中くらいに、労宮があります。
このツボは、精神面に働きかける作用があると言われています。
ストレスを抱え込んでいる時や緊張して眠れない時に、労宮のツボを押してみると良いでしょう。
不眠症に効くツボ2:百会(ひゃくえ)
百会は、頭頂部にあるツボです。
左右の耳を結んだ線と鼻のラインを通る線が交差した場所にあります。
鏡で頭頂部を確認しながら、少しだけへこんでいるところを探ってみてください。
このツボは、自律神経の働きを整える作用があると言われており、不眠解消に良い効果が期待できます。
また、頭痛、肩こり、眼精疲労などの症状を改善する作用もあります。
これらの症状が睡眠の妨げになっている方に特におすすめです。
不眠症に効くツボ3:膻中(だんちゅう)
膻中は、胸の中央部にあるツボです。
左右の乳首のちょうど中間あたりの場所にあります。
このツボは、自律神経の働きを整えるほかに、鎮痛安定作用もあると言われています。
緊張しやすい方、不安を抱え込みやすい方には、眠る前に膻中を刺激してみると良いでしょう。
胸は、強く押しすぎると痛みが出やすい部分なので、指先で軽く押してみてください。
不眠症に効くツボ4:完骨(かんこつ)
完骨は、後頭部にあるツボです。
耳の後ろにある乳様突起から少し下側にあります。
髪の毛の生え際にあるへこみを探してみてください。
このツボは不眠や肩こり改善の作用があると言われています。
マッサージをするように軽く刺激すると、血流が良くなって自律神経が整いやすくなります。
顔まわりの血行を良くする作用もあるため、肌のむくみや吹き出物、眼精疲労などで悩んでいる方にもおすすめです。
不眠症に効くツボ5:安眠(あんみん)
安眠は、首の後ろ側にあるツボです。
耳たぶの裏にあるくぼみと完骨の中間の位置から、3cmほど下の場所にあります。
文字通り、このツボを刺激することによって、安眠効果が期待できます。
中指を使って、骨の部分を撫でるようにしてツボを刺激してみると良いでしょう。
不眠症に効くツボ6:丹田(たんでん)
丹田は、お腹にあるツボです。
おへその真下から3cm~5セcmほどの場所にあります。
このツボを刺激すると、活発に働いている交感神経が落ち着き、体や心がリラックスした状態になります。
あぐらをかいた状態で、ゆっくりと深呼吸をしながらツボを刺激してみると良いでしょう。
ツボ押しと同時に呼吸を整えることで、心が落ち着いて眠りやすい状態を作ることができます。
まとめ
不眠におすすめのツボは、労宮、百会、膻中、完骨などいろいろとあります。
ツボを刺激するタイミングは、眠りにつく少し前がベストです。
入眠前の30分~1時間前を目安にして、ツボ押しを試してみると良いでしょう。
その際には、照明を暗くしておきましょう。
テレビやスマートフォンなどを見ながらだと、目が冴えて眠りの妨げになってしまいます。
ツボを強く押しすぎてしまうと、痛みで目が覚めてしまうこともありますので、軽く押す程度にしておくのがポイントです。
安眠できるように、いろいろと試してみながら自分に合うツボや強さを見つけてみてください。