人間が生きるためには、水分補給が欠かせません。
特に意識することなく、毎日水を飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。
体の健康を保つためには、水の飲み方や摂取するタイミングを意識することが大切です。
そこで本記事では、正しい水の飲み方、適切な水分量、水を飲むことで得られる効果などをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1日に必要な水分量はどのくらいか?
まずは、自分にとって適切な水分量を把握しておいたほうが良いでしょう。
厚生労働省の資料によると、普通に生活しているだけでも1日に2.5Lもの水分が失われるとのことです。
つまり、1日に必要な水分量は2.5Lということになります。
ただし、この水分量には、食物中の水分や代謝水なども含まれているため、必ず2.5Lを飲む必要はありません。
食物中の水分や代謝水を差し引くと、1日の必要な水分量は1.2L程度となります。
なお、1日あたりの適切な水分量は、年齢、体重、性別などによっても異なります。
1.2Lはあくまで目安にしておくと良いでしょう。
水を飲むことで得られる健康効果
水を飲むことで、血液がサラサラになることや代謝がアップしやすくなります。
さらに、食べ過ぎの防止、お肌の潤いを保つといったように美容面にも良い効果が期待できます。
健康面や美容面が気になる方は、水分補給をしっかりと行うようにしたほうが良いでしょう。
正しい水の飲み方
飲む量とタイミングを意識することが、正しい水の飲み方の大事なポイントです。
一度に大量に水を摂取すると体に負担がかかってしまいますし、トイレの回数も増えてしまいます。
水の過剰摂取は、水中毒の原因となることもありますので気を付けましょう。
- 1回あたりの飲む量の目安は200mL
体が一度に吸収できる水分量は、200~250mLと言われています。
水を飲む際には、1回あたり200mL程度(コップ1杯分)を目安にしてみると良いでしょう。
- 水を飲むタイミング
水を飲むタイミングは、のどの渇きを感じた時だと思っている方もいるかもしれません。
実は、のどの渇きはすでに脱水が始まっている状態なのです。
脱水の状態が進むと、汗や尿の量が少なくなることやめまいなどの症状が起こることがあります。
のどの渇きを感じる前に、水を飲むようにしたほうが良いでしょう。
特に、起床後や入浴後は水分不足となりやすいため、コップ1杯程度の水を飲むのがおすすめです。
食事の前、運動前後、仕事中、休憩中などといったように、1日に数回のタイミングでこまめに水を飲むようにしてみてください。
- ゆっくりと水を飲む
水を取る際には、ゆっくりと飲むのが大事なポイントです。
じっくりと味わうようにしてゆっくりと流し込むことで、体内に水分が吸収されやすくなります。
一気飲みは体に負担がかかりやすいので、できれば控えてください。
冷たい水が苦手な方は白湯がおすすめ!
冷たすぎる水は体に負担がかかりやすいので、常温水を飲むのがおすすめです。
冷え性の方やお腹を壊しやすいという方は、白湯を飲んでみるのも一つの方法です。
白湯は沸騰させた水を50℃くらいまで冷ました飲み水のことを指します。
体を温める効果のほかに、デトックスやダイエット効果もあると言われています。
まとめ
ここまで、正しい水の飲み方、1日に必要な水分量などについてお伝えしてきました。
水分を補給する際には、一気に流し込まずに、少しずつゆっくりと飲むようにしましょう。
のどの渇きを感じる前に水を飲むことが大切です。
普段考えていない人も、この機会に就寝前、起床後、食事前などのタイミングでコップ一杯程度を飲むように心がけてみてください。