日本では平均寿命も年々上がっていると言われていて、さらに男性よりも女性が長生きすると言われています。
なぜ女性が長生きしやすいかというと、そこにはさまざまな理由があります。
自分の家族や周りの高齢者を見た時に、確かに女性の方が長生きだと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、男性に比べて女性が長生きする理由をいくつか紹介していきます。
そもそもホルモンの働き方が違う
女性と男性ではホルモンの働き方に違いがあります。
実際、閉経前の女性は心疾患も少なく、どちらかというと男性の方がかかりやすい傾向です。
女性ホルモンに含まれているエストロゲンは、体の中の悪玉コレステロールを下げるなどのさまざまな働きがあります。
病気の原因となる部分を女性ホルモンが働くことで抑えられるため、長生きできる傾向にあるのです。
生理も関係している
女性の場合、男性にはない生理がありますが、こちらも長寿に関係していると言われています。
生理では老廃物を排出しているため、定期的に汚いものを外に出している分長生きしやすいという話もあります。
中でも、生理が始まった時期が12歳未満だった女性よりも、12歳以上だった女性の方が90歳まで長生きする傾向が強いです。
さらに、閉経を迎える年齢が40歳未満の人よりも50歳以上だった人も、90歳まで生きられる可能性が高いと言われています。
基礎代謝が低い
男性に比べて女性のほうが基礎代謝が少ないと言われていて、逆に言うと少しのエネルギーでも生きていける力があります。
それに比べて男性は基礎代謝が高いため、それなりのエネルギーが必要です。
環境の変化などがあった時にも少ないエネルギーで生活できるため、女性のほうが長寿につながっているとも言われています。
基礎代謝が多いと太りにくくメリットもありますが、活性酸素ができやすくなるデメリットも生じてしまいます。
人とのつながりを楽しめる人が多い
男性も外で仕事をしている時には、会社の付き合いで知り合いと飲みに行く、ゴルフに行くなどコミュニケーションを取っている方も多いでしょう。
しかし、定年後にいざ友人などと遊びに行きたいと思っても、仕事のつながりでしか知り合いがいなかった方は孤独になりがちです。
急に何十年も連絡取っていなかった友人に連絡をするのも勇気がいりますし、そのままつながりがなく過ごしてしまう人も多いです。
しかし、女性の場合近所や元々の友人、さらに新しいネットワークの中でさまざまな友人とコミュニケーションを取っている方も多数います。
さまざまな人に囲まれて楽しく話をしているほうが長寿の傾向があります。
もし夫に先立たれても別の仲間が周りに多く、長生きな女性が多いです。
逆に男性で結婚もしていない独身の方は、ストレスも溜まりやすく孤独に陥り病気にかかりやすい方も多いです。
人とのコミュニケーションをどの程度取っているかも長生きに関係していきます。
健康に関心がある
男性に比べて女性のほうが無理しない方も多く、健康状態を常に気にしています。
逆に男性は仕事でクタクタでも付き合いがあり、その後飲みに行くなど無理をしてしまう傾向もあります。
中にはタバコがやめられない、喫煙者も多いものです。
女性は普段からテレビやSNS、雑誌などで健康について調べ、実践している方が多くいます。
栄養バランスの取れた食事をし、美や健康に気を遣っているのです。
普段から医療機関で定期的に健康診断を受けている方も多く、早期発見で治療を行えて長寿につながっています。
まとめ
女性は長生きしやすいと言われていますが、そこにはいくつかの理由があります。
男性も女性のような体質になれなくても、日頃からさまざまなところでコミュニケーションを取り、健康状態を気にするだけで変わってくるでしょう。
タバコや飲酒の量が多い、不規則な生活は病気のもとですので、控えめにすると長寿につながります。
以上、男性に比べて女性が長生きな理由についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。