更年期は男女を問わずにあるものですが、特に女性は症状が重たくなりやすいです。
そこで注目されているのがヨガで、更年期を乗り切るために大きなメリットがあります。
ここでは、更年期対策にヨガが優れている理由、ヨガをおすすめしたい人の特徴などについて説明していきます。
心の不調に働きかける
ヨガには、体のゆがみを正して、良い姿勢に導くメリットがあるのです。
また、内臓を健康にして自然治癒力を向上させます。
そうした理由から、健康維持を目的にヨガを始める方が多いですが、更年期の女性にも適しています。
ヨガは、自律神経やホルモンバランスを整えるために効果的だからです。
体のゆがみだけでなく、心のわだかまりも解消してくれるからです。
実際にヨガを始めてからストレスが溜まりにくくなり、心身が健康になったという人は少なくありません。
ヨガは部屋で実践できるエクササイズで、天候を気にせずに行えます。
更年期の女性がヨガを取り入れたらうつが軽減したという話は少なくありません。
体の不調より厄介なのが心の不調であり、これは不具合が目に見えないからです。
また、心の不調では痛みが生じることが少なく、気づかずに放置している人が少なくありません。
そこで、睡眠の質、集中力、好奇心などにスポットを当ててみましょう。
よく眠られない、集中力や好奇心が減少しているなどと感じたら心が弱っている可能性が高いです。
更年期は精神疾患を招きやすいので、それを防ぐためにもヨガをおすすめします。
女性ホルモンのバランスを正す
更年期は女性ホルモンが乱れやすく、それが原因で自律神経を崩してしまうことがあります。
自律神経は目に見えるものではないため、不調に気づくのが難しいですが、体調不良が長期的に続くようであれば要注意です。
自律神経を正すためには、女性ホルモンを調整にしていく必要があります。
そのために役立つのがヨガであり、心身をリラックスさせるために効果的です。
心身が緊張している、常にイライラする、不安を抱えているといった状態は体に良くありません。
ヨガはゆっくりした動作が特徴であり、体に負担をかけずに行えます。
毎日10分程度でも実感できるエクササイズで、雑念を取り払うためにも役立ちます。
マイナス思考に傾いていると、ホルモンバランスが崩れやすいです。
気持ちをポジティブに維持するためにも、ヨガは最適な運動だと言えます。
ヨガは骨盤矯正に役立つ
骨盤がゆがんでくると、全身に悪影響が及んでしまいます。
骨盤を正すためには、ヨガで骨盤を含めた全身の骨格調整をしましょう。
骨格の位置を正せば、自然と内臓の位置も正されるのです。
内臓がズレてしまうとさまざまな弊害が生じ、特にぽっこりお腹、基礎代謝の低下、姿勢の崩れなどのリスクを高くします。
ヨガは骨格を正すことで、美しい姿勢の維持に貢献します。
更年期は筋力の低下に伴って、特にゆがみが発生しやすいです。
そこで、1日1分のヨガを日課にし、骨盤の開きを正していきましょう。
骨盤調整は肥満の予防やデトックスにも役立つので、更年期を元気に乗り切ることにつながります。
さらに、冷えの予防にも良いため、冷え性や低体温の女性はぜひ試してみてください。
体を温めると基礎代謝が活発になりますし、免疫力の向上も期待できます。
それにより、慢性的な肩こり、腰痛が解消したという声もあります。
更年期特有の症状を予防するために、ヨガは極めて効果的な運動と言えるでしょう。
まとめ
更年期に運動したいけど体力に余裕がなくて難しい、ジョギングすら厳しいといった女性にはヨガをおすすめします。
ヨガは心を元気にするために効果的で、ホルモンバランスを調整する、骨盤矯正をするなどのメリットがあります。
心身のバランス維持にも役立つので、更年期特有の症状を緩和するために活用してください。