目の疲れを防ぐためには、目の疲れに効く食べ物をいかに取り入れるかがポイントです。
サプリを利用したり眼科に通院したりする前に、できることをやってみましょう。
ここでは、目の疲れが気になる方におすすめの成分について説明していきます。
サプリに依存せずに食生活から改善させてください。
ビタミンB群を豊富に含む食材を
目が疲れやすい方には目に良いサプリが役立ちますが、サプリを飲用する前に食生活の工夫から始めてみましょう。
目に良い成分といえばビタミンB群で、特にB1・B2・B12を含む食材は積極的に摂りましょう。
ビタミンB1は豚肉、たらこ、うなぎなどに多く含まれています。
特に豚肉には豊富に含まれているので、積極的に食べるようにしてください。
中でもビタミンB1が多いのはヒレの部分で、100gあたり2.0mgのビタミンB1を補給できます。
ビタミンB2は、鮭や豚肉などに多く含まれています。
日頃から鮭と豚肉を積極的に食べている方は、ビタミンB2が不足する可能性は低いです。
ビタミンB12は、鮭やしじみ、のりなどに多く含まれています。
特に鮭には圧倒的に多く含まれているため、食生活に鮭料理を取り入れてください。
ビタミンB群は粘膜の健康維持に欠かせません。
眼球という粘膜の健康を維持するには、日頃から豚肉と鮭を意識的に食べることがポイントです。
偏食傾向のある方に関しては、ビタミンB群のサプリを活用してください。
βカロテンで視力の維持を
粘膜を健康にして視力を維持するためにはβカロテンが役立ちます。
これはカロチノイドの一種であり、にんじんやかぼちゃ、モロヘイヤなどに多く含まれています。
βカロテンは、体内でビタミンAに変換され、粘膜を保護するために働くのです。
ビタミンAに関しては、摂りすぎると副作用を招きますが、βカロテンとして摂取する分にはその心配はありません。
必要な分だけがビタミンAに変換されるからです。
日頃から緑黄色野菜をあまり摂らないという方は、野菜ジュースを活用すると良いでしょう。
野菜ジュースには、にんじんベースとトマトベースがあります。
βカロテンを補給することが目的ならば、にんじんベースの野菜ジュースがおすすめです。
アントシアニンを補給しよう
アントシアニンと呼ばれる色素は、眼精疲労を予防するために役立ちます。
目に良いサプリといえばブルーベリーサプリがありますが、これはアントシアニンを豊富に含んでいるためです。
ブルーベリーは青果としてはあまり出回っていないので、冷凍ブルーベリーやジャムを利用すると良いでしょう。
パンに乗せて食べたり、アイスクリームにトッピングしたりして摂取するのがおすすめです。
ブルーベリー以外では黒豆やカシスに多く含まれています。
これらの食材を常日頃から食べている方は、目の疲れを感じにくいはずです。
特に、夜になると目が疲れるという方におすすめです。
ルテインで眼病を予防する
ルテインはカロチノイドの一種で、ほうれん草に多く含まれています。
目の疲れに効く食べ物といえばブルーベリーを挙げる方が多いですが、ルテインのほうが実感できるという方も大勢います。
ルテインは、眼球粘膜が紫外線のダメージを受けるのを軽減できるのです。
水晶体を保護して白内障のリスクを抑えるためにも役立ちます。
ルテインは、ケールやブロッコリーなどにも多く含まれており、いずれも含有量が多いのは野菜なので、野菜嫌いの方は欠乏する可能性が高いです。
こうした方は、ルテインサプリを活用して補給するのがおすすめです。
サプリの場合はマリーゴールドという花を素材にしたものが目立ちます。
まとめ
ビタミンB群は眼球を守り、眼病を遠ざけるために役立ちます。
カロチノイドの一つであるβカロテンは粘膜の維持、眼球の健康に重宝するでしょう。
アントシアニンやルテインはサプリの成分の定番ですが、これらの成分は食べ物から摂取できます。
サプリに依存せずに食べ物を工夫することが、目の疲れを遠ざける近道です。