更年期は心身の不調が起こりやすい時期です。
今まで健康を自負していた女性も、更年期に突入したら想像以上の体調不良に悩まされるというケースは多々あります。
更年期に負けないためには、体を動かす対策が効果的です。
ここでは、更年期を乗り切るためにウォーキングをおすすめしたい理由について説明していきます。
元気に更年期を過ごすために
更年期に突入すると気持ちが滅入って何もしたくない、常に体がだるい、イライラするなどと感じる女性が多いです。
心身のバランスが崩れている状態は、健康にとって良くありません。
しかし、何もしたくないからと家に閉じこもってばかりいるようになると、ますます健康を害してしまいます。
そこで、更年期の症状を少しでも和らげるために、ウォーキングを取り入れてみましょう。
それにより体力を維持できますし、ストレスも解消されます。
運動はほどよい疲労感を生み出してくれますが、これがストレスを撃退するのに役立つのです。
更年期はネガティブな思い出が雑念として思考に侵入してくるという女性が少なくありません。
ウォーキングで疲労感を得ると、人間の脳は考えることが面倒になるのです。
すると、ネガティブな思考が払拭されるため、心身は次第に元気になっていきます。
生活習慣病を防ぐために
更年期は生活習慣病になってしまう女性が非常に多いです。
運動不足になると体脂肪を蓄えたり、血中脂質や血糖値を上昇させたりする原因になります。
生活習慣病は初期の段階では自覚症状が出ないことが多いですが、進行するにつれて頭痛やめまいなどを感じるようになります。
逆にいえば自覚症状が発現する頃には、すでにかなり進行しているわけです。
生活習慣病を発症させないためには、毎日のウォーキングが役立ちます。
更年期のころは無理をせず、できる範囲で歩くようにしてください。
ポイントは、背筋をまっすぐにして腕をよく振ることです。
それにより、全身の筋肉をまんべんなく動かすことができます。
歩くスピードは普通の徒歩や散歩より速くするのがポイントです。
ただ歩くのではなく、運動を目的に歩いていると意識することが重要です。
自律神経を調整するために
更年期は自律神経が乱れがちですから、それを正すためにも運動をしましょう。
ウォーキングをすると交感神経と副交感神経のバランスが良くなります。
また、ホルモンバランスも調整されるので、女性特有の症状に悩んでいる方には大きなメリットがあります。
さらに、ホットフラッシュを遠ざけて、心臓や脳の疾患を抑えることにもつながるのです。
血圧を安定させて血管を労わるためにも、少なくとも週に3回以上はウォーキングをしてください。
体重を増やしすぎないために
更年期は体重が急激に増えやすくなる傾向があります。
筋肉の減少に加えて体脂肪が増加するので、次第にぽっこり体型に変化していきます。
体型を正すという意味でも、ウォーキングは特におすすめです。
ジョギングやランニングだと、体に相応の負荷がかかります。
すると、足腰を傷めてしまい、健康のために運動をしたつもりが、逆効果になることが少なくありません。
ウォーキングはカロリー消費の促進に加えて、基礎代謝を高めるメリットもあります。
基礎代謝の低下は内臓脂肪の蓄積につながるので、運動をして代謝を活性化させる必要があるのです。
温活も代謝促進に役立ちますが、それに加えてウォーキングを行えばより効果的です。
体重が増えすぎると生活習慣病や運動不足、腰痛などの原因になるので予防対策をしっかりと行ってください。
まとめ
ウォーキングは更年期に行いたい運動の代表格です。
心身のバランスを健全にさせるだけでなく、生活習慣病や肥満を予防するためにも役立ちます。
また、自律神経の調整にも効果的なので、更年期に抱えがちな負の感情を払拭するためにもウォーキングを習慣にしてください。